Objectives について【Mindustry V7】

V7 で追加された Objectives ってなんだ
皆さんこんにちは。 v7、 楽しんでいますか。 僕は、 半分くらい楽しめています。 今日は、 【Mindustry v7 攻略情報】 をすっ飛ばして、 エディターに追加された謎の機能、 Objectives (むーちょ翻訳だとマップコマンド)について軽く解説したいと思います。
目次
また、 ここでは むーちょ式日本語化mod を入れた状態での使用を想定しています。 正式版の日本語が来たら変えるかもですが、 それまではむーちょ式日本語化modか、 Sakuraサーバー日本語化mod を使用してください。
Sakuraサーバー日本語化modは、 Modブラウザからもインストール可能です。
どれ?
さて、 このObjectivesはどこに追加されたのでしょうか。
まずは、 適当に一つマップを作ってみてください。
そして、 メニューを開きます。

メニュー
そしたら、 マップ情報をクリックしましょう。

マップ情報
その中に、 Objectives (むーちょ翻訳でマップコマンド) があると思いますので、 そこをクリックしましょう。

Objectives(むーちょ翻訳でマップコマンド)
これが、 V7の新要素、 Objectivesです。
ナニコレ
さて、 これなんでしょう。
Objectivesを直訳すると、 「目的」 です。
私は勝手にマップコマンドと訳しましたが、 これが正確という保証もありません。
少しいじってみた結果は、 なんとなく、 チュートリアルを作るのにぴったりそうだということです。
基本的に、 Objectivesを使うとWaveの進行が強制されます。
さらに、 ワールドプロセッサと情報交換をすることもできます。
つまるところ、 プレイヤーの行動を監視しながら何かを実行するのに使えるんですよね。
うまく使えば、 大掛かりなマップの制御もできるかもしれません。
Objectivesの基本的な使い方
では早速、 ちょっといじってみましょう。
追加から 「ビルド数」 を選んで、 適当な場所をクリックします。
すると、 なにか出てきます。

ビルド数
こいつが、 Objectives で使うやつの一つです。
ほかのものを追加しても、 基本的に同じような感じです。
これらを使って、 プレイヤーの進捗状況を監視するわけです。
ここでは、 これをブロックと呼びます。
このブロックの右側をドラッグすると、 ほかのブロックの左側にくっつけることができ、 つなげると順番に実行させることができます。
次に、 鉛筆マークをクリックしてみてください。

ビルド数
そうすると、 このような画面が出ると思います。
これでは何かわかりにくいですよね。
上から順番に説明します。
details:
これは、 直訳すると 「詳細」 です。
ブロックが何をするためのものかを説明するための説明欄みたいなものですね。
メモ程度に使えばいいと思います。
FlagsAdded:
これは、 ブロックが実行されたときに追加させるフラグです。
ここで追加されたフラグは、 ワールドプロセッサで使うことができます。

ワールドプロセッサのGetFlag
これでフラグが true か false かを取得することができるわけです。
フラグがあれば true、 無ければ false です。
そうすれば、 ワールドプロセッサで敵を出したり、 ブロックを出したりできます。
フラグは、 一度に沢山制御できます。
FlagsRemoved:
これは、 FlagAdded の逆で、 フラグを削除します。
markers:
これは、 文字を出したり、 場所を示したりすることができるものです。
以下が使用できるものたちです。

markersの中身
Mod無しでは、 左上から順に、 「shapetext」 「minimap」 「shape」 「text」 となっていると思います。
シャープ文字はシャープと文字を組み合わせたものなので、 とりあえず説明は省かせていただき、 真ん中のミニマップから順に説明します。
ミニマップ
ミニマップは、 ミニマップ内で任意の座標を円形の印で示すためのものです。
この円の色や大きさなどは変更可能です。

markersのミニマップ
座標は、ミニマップをオンにした上で、設定の、グラフィックの中の、「プレイヤーの位置表示」か「カーソルの位置を表示」をオンにすると、ミニマップの下に表示されるようになります。
シャープ
シャープは、 指定した座標をひし形の印で示すためのものです。
ミニマップとは違い、 実際のマップ上で一つの座標を示すのに使います。
ひし形の色や形は変更可能です。

markersのシャープ
文字
文字は、 指定した座標に文字を表示するためのものです。
チュートリアルでよく見るやつですね。

markersのシャープ
以上が markers です。 Objectives のメインはこれになりそうですね。
Objectivesの詳細
さて、 ここまでで説明したものがどのブロックでも共通のやつです。
ここからは、 それぞれのブロックについて詳しく説明します。

ブロック
ブロックは、 上の画像の通り全部で十三種類あります。
それでは、 左上から順番に説明します。
研究
研究は、 キャンペーンモードでアイテムやユニット、 ブロックが研究されているかを調べるためのものです。

研究
content: のものが研究されると、フラグを変更して次へ進めます。
入手
入手は、キャンペーンモードでアイテムやユニット、ブロックが入手されているかを調べるためのものです。

入手
content: のものを入手すると、フラグを変更して次へ進めます。
研究との違いはよくわかりません。
アイテム入手
アイテム入手は、指定の数だけアイテムを手に入れたかを調べるためのものです。

アイテム入手
item: のものが amount: の数だけコアに搬入されると、フラグを変更して次へ進めます。
コアアイテム
コアアイテムは、アイテムが指定の数だけコアにあるかを調べるためのものです。

コアアイテム
item: のものがコアに amount: の数だけあると、フラグを変更して次へ進めます。
アイテム入手との違いはよくわかりません。
ビルド数
ビルド数は、ブロックが指定の数だけ建設されているかを調べるためのものです。

ビルド数
block: のものが count: の数だけ建設されていると、フラグを変更して次へ進めます。
ユニット数
ユニット数は、指定の数だけユニットがいるか調べるためのものです。

ユニット数
unit: のユニットが count: の数だけいれば、フラグを変更して次へ進めます。
ユニットを破壊する
これは、指定の数だけユニットを倒したか調べるためのものです。

ユニットを破壊する
count: の数だけユニットを倒せば、フラグを変更して次へ進めます。
タイマー
タイマーは、指定の秒数だけ待つためのものです。

タイマー
duration: の秒数だけ待ったのち、フラグを変更して次へ進めます。
text: には、左上にあるウェーブの残り秒数を表示するところの文字を指定できます。

左上にあるあれ
また、文字列に {0} を含めると、 {0} を入れたところに残り秒数が表示されます。
ブロックを破壊する
これは、指定の数だけブロックを壊したかを調べるためのものです。

ブロックを破壊する
pos: の位置の team: の block: が壊されれば、フラグを変更して次へ進めます。
ブロックを破壊する
これは、指定の数だけブロックを壊したかを調べるためのものです。

ブロックを破壊する
positions: の位置の team: の block:が壊されれば、フラグを変更して次へ進めます。
上のやつとの違いは、ブロックを複数指定できるかどうかです。
翻訳元が block か blocks かの違いだったので、翻訳したら面倒なことになってしまいました。反省
コアを破壊する
これは、敵のコアを壊したかを調べるためのものです。

コアを破壊する
敵のコアを壊したら、フラグを変更して次へ進めます。
コマンドモード
コマンドモードは、プレイヤーがコマンドモードでユニットを操作したかを調べるためのものです。

コマンドモード
プレイヤーがコマンドモードでユニットを操作したら、フラグを変更して次へ進めます。
フラグ
フラグは、指定のフラグが加えられているかを調べるためのものです。

フラグ
flag: のフラグが定義されていれば、フラグを変更して次へ進めます。
text: はタイマーと同じで、左上に表示する文字列です。 {0} みたいなものは特にありません。
以上が、Objectivesの詳細です。
いろいろありますね。
Objectivesの使いどころ
これに関しては、完全に個人のセンスだと思います。
僕はマップ作成が絶望的で、スーパーフラットしか作れませんが、まともなマップを作れば Objectives を存分に活かしたマップを作ることができるのではないかと思います。
また、冒頭でワールドプロセッサと一緒に使えると書きましたが、今回はワールドプロセッサについての説明は省かせていただきます。
ワールドプロセッサについては、他をあたってください。 少し説明すると、ロジックで出来ることに加え、ウェーブを進めたり、ユニットを出したり、ブロックを出したり壊したりできます。
上手く使えば、神がかったマップが作れるかもしれません。
最後に
ということで、今日はObjectivesについて説明しました。
なんというか、進化がすごいですね。 こんなことが出来るようになるとは。
V7に関しては賛否両論ですが、この機能については好評なのでは。 まあ、僕が使えるとは言ってないですけどね。
少し愚痴をこぼすと、PCとスマホで仕様が少し違うような気がするものがあることです。 まあ、僕の気の所為の可能性も、アップデートで変わったことがあったりした可能性もありますが、これ以上はご自身でトライアンドエラーで頑張ってみてください。
あと、記事を書いている途中で Objectives のブロックが消えて編集が出来なくなるバグが発生したので、その点については注意してください。
では、よい Objectives 生活を!ノシ
アイテム入手は増加分、コアアイテムはその分の数ではないでしょうか?
あと入手と研究はもはや同じ扱いになる場合がある(アイテムの場合、入手は手に入れる、研究は研究する、つまり入手と同じ)のではないかと